横壁地域振興施設整備事業(小倉地区)屋内運動場のプロポーザル競技に参加しました。

このプロポーザルは八ッ場ダムのために水没エリアに居住していた人々と元々横壁の当地区に暮らす人々が新集落のための絶え間ない交流の場として、建物の役割が求められたプロポーザルでした。

求められる建物は、住民同士がふれあえるコミュニティ空間、子供たちの楽しみの場としてのキッズ空間、そして広く住民の集える屋内運動場の3つの空間が連続することで役割を果たそうと考えました。さらに中心的存在の屋内運動場は、他の地域からも利用が求められるような、集落施設となることを目指しており、横壁が様々な地域の人々でにぎわうことを想定しています。

運動場はテニス、ゲートボール、フットサル等に対応できます。
これらのスポーツは当地横壁であれば、屋外で行い、新しくできる湖、丸岩を中心とした山々と風光明媚な景色のなかで楽しむことが望ましいのですが、ここには冬の冷たい季節風、雨と雪、湖面を渡る強風、夏の高温と厳しい自然環境があります。
提案では気候に耐えるシェルターとして計画するのではなく、大きなガラス面を多用して魅力的な景色を取り込み、様々な方向の風は自動開閉する窓を中心に、適当な風を館内に取り入れることで自然の中に溶け込んだ建築を目指しました。