横壁地域振興施設整備事業(小倉地区)屋内運動場のプロポーザル競技に参加しました。
このプロポーザルは八ッ場ダムのために水没エリアに居住していた人々と元々横壁の当地区に暮らす人々が新集落のための絶え間ない交流の場として、建物の役割が求められたプロポーザルでした。
求められる建物は、住民同士がふれあえるコミュニティ空間、子供たちの楽しみの場としてのキッズ空間、そして広く住民の集える屋内運動場の3つの空間が連続することで役割を果たそうと考えました。さらに中心的存在の屋内運動場は、他の地域からも利用が求められるような、集落施設となることを目指しており、横壁が様々な地域の人々でにぎわうことを想定しています。
運動場はテニス、ゲートボール、フットサル等に対応できます。
これらのスポーツは当地横壁であれば、屋外で行い、新しくできる湖、丸岩を中心とした山々と風光明媚な景色のなかで楽しむことが望ましいのですが、ここには冬の冷たい季節風、雨と雪、湖面を渡る強風、夏の高温と厳しい自然環境があります。
提案では気候に耐えるシェルターとして計画するのではなく、大きなガラス面を多用して魅力的な景色を取り込み、様々な方向の風は自動開閉する窓を中心に、適当な風を館内に取り入れることで自然の中に溶け込んだ建築を目指しました。
新町防災体育館新築工事のプロポーザル競技に参加しました。
プロポーザルのテーマは普段は市民の屋内スポーツの中心的存在として、いざ水害の際は安全な避難場所となるハイブリット建築を目指します。
計画の最大のポイントは体育館の南側に5.6m×50m、高さ11mのスロープ棟を配置して、4段の緩やかなスロープによりどのような推移になっても、そのスロープにたどり着きさえすれば、スロープから安全で冷暖房された館内に避難することができます。また、このスロープが建物の南側に全面配置することにより、侵入する太陽光を遮り、空調負荷低減に貢献します。体育館にはヘリポート、非常時対応諸整備が準備され、水害の恐れのある新町地区の避難施設として貢献することが期待されています。
計画地周辺は市民の憩いの場、灯篭流しの貫井川、河川公園、弁財天公園が繋がってあり、その中に位置する体育館はただ単にスポーツの場としてだけでなく、新町市民の集いの場の中継地点として親しまれることが期待できます。
意匠設計スタッフ募集
<募集内容>
・意匠設計スタッフ 1名
<応募条件>
・年齢35歳位迄
・経験者を優遇します。
・給与は経験・能力を考慮のうえ決定いたします。
・当初数カ月の試用期間を経て入社していただきます。
・交通費支給・各種社会保険加入(厚生年金・健康保険・雇用保険)
<応募方法>
・A3サイズで3ページ以内の形式のポートフォリオと履歴書を下記住所までお送りください。
書類選考通過者にのみ、10日以内にこちらからご連絡差し上げます。提出して頂いたポートフォリオは返却できません。ご了承ください。またポートフォリオに関するお問い合わせは受け付けておりません。
<所在地>
〒370-0844 群馬県高崎市和田多中町10-22
株式会社松本金彌建築計画事務所
担当:松本
※履歴書、ポートフォリオは採用業務以外に使用することはありません。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシーと利用規約が適用されます。
群馬県立みやま養護学校藤岡分校(仮称)整備
県立みやま養護学校藤岡分校の設計を行いました。
群馬県建築設計センター内提案競技で選出されました。
藤岡市立東中学校に近接する敷地で、のどかな田園と住宅地に囲まれた、教育に適した環境です。
市民の暮らしと中学生の活動、田園風景が混在する景観の中で、地域のさまざまなアクティビティと交信しながら、落ち着いて過ごせる「やさしい学校」を目指しました。
校舎内部は、生徒さんたちの活動を支援するために、全体を行き止まることのない、必ず繋がる「輪=回廊」と考え、この輪に砂鉄のように付帯する各教室を必要に応じて割り付けています。また、輪の構築によって出現する中央の余剰空間では、校舎内に広がりがつくられ、そこへ光や風が導かれ、周辺環境と一体となった建築的演出が行われます。
教育現場で最も重視される「やさしさ」「調和」そして「繋がり」を、この建築計画が十分にサポートできることを願い、半年に渡る作業を終えました。
高崎市斎場プロポーザル競技
高崎市斎場のプロポーザル競技に参加しました。
優秀者に選考されました。
計画斎場は、火葬場と式場・通夜室などの葬儀場を併せ持った葬送のための施設です。
プライバシーを確保し、葬家の皆様がおだやかに過ごせる施設配置を計画し、故人とのお別れを支える「悲しみへの配慮」を持ったホスピタリティの精神を反映する建築の具現を目指しました。
観音山の丘陵地帯を施設ランドスケープとして取り込むことで、広く高崎の街並へと続く光景が、厳粛な葬送を象徴します。
快適性とランニング性を確保した設備系ユーザビリティや自然エネルギーによる環境負荷の軽減など、最新の建築テクノロジーを展開した計画となっています。
箕郷第一保育園プロポーザル競技
箕郷第一保育園プロポーザル競技に参加しました。
蓑輪城址の緑を背景に、計画施設の「街並」とのかかわり方、「子育ての場」としてのあり方、そして何よりも、基礎人格を形成する子どもたちへ、多彩で豊かな光景を提供する事のできる建築構想を試みました。
施設は「子どもたちの街」として、箕郷の街並と繋がりつつ、新たな「サイト」をその重層構造の中に形成します。区画されたミニマルな空間と、大きく開かれたアクティブな空間が相互に配置され、子どもたちは園内で多彩な光景を「発見」します。
園に通う楽しみ、コミュニケーションのよろこび、そして成長の自覚を促すさまざまな建築装置で、大切な幼少期の記憶を紡ぐ施設計画です。